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親知らずの腫れを早く引かせたい!7つの方法を紹介

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「親知らずの抜歯後の腫れを早く引かせる方法は?」
「親知らずの抜歯が腫れを引き起こすメカニズムとは?」
「親知らず抜歯後の注意点を知りたい」
親知らずの抜歯後は誰もが腫れや痛みを感じるものです。
しかし、なるべく早めに症状を抑えたいですよね。
そこで本記事では、親知らずの腫れに関する冒頭の疑問について解説していきます。
多くの選択肢から自分にピッタリな歯医者を探したい方、歯医者への受診を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

親知らずについて

親知らずは、多くの人にとって口腔内で最後に生えてくる第三大臼歯のことを指します。
通常、人は10代後半から20代の初め頃に親知らずが生えることが一般的です。
しかし、これらの歯が正しく生えるスペースがない場合、歯が横向きに生えたり、他の歯に対して影響を与えたりするため、その場合は抜歯が必要です。

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親知らずの抜歯が腫れを引き起こすメカニズム

親知らずの抜歯は、口腔内の繊細な組織に対して大きな負担をかけるため、自然な反応として腫れが発生します。
組織の損傷により、体は治癒プロセスを活性化させ、その過程で血液やリンパ、細胞外液が集結し、修復を促しはじめます。
これが腫れの主な原因であり、腫れや炎症は、組織修復のための重要な段階です。

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腫れが続く期間

抜歯後の痛みは麻酔が切れてから出始め、痛みは翌日にもっとも強くなることが一般的です。
抜歯してから3~4日で腫れが最高点に達し、その後は痛みも腫れも落ち着きはじめます。
通常、1~2週間でほとんどの腫れや痛みが収まることが期待できます。

親知らずの抜歯後の腫れを早く引かせる方法

ここからは、親知らずの抜歯後の腫れを早く引かせる具体的な方法を解説していきます。
ここでは、以下の7つを紹介します。

  • 口腔内を清潔に保つ
  • 禁煙する
  • 長時間の入浴やサウナは控える
  • 激しい運動を避ける
  • 処方薬を服用する
  • 冷やす
  • 技術力の高いクリニックで抜歯する

それぞれ見ていきましょう。

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口腔内を清潔に保つ

親知らずの抜歯後には口腔内を清潔に保つことが重要です。
これは抜歯部位の感染リスクを低減し、治癒を促進するためです。
定期的なうがいや、指示された口腔洗浄液の使用は、腫れを速やかに引かせる助けになります。
また、抗菌作用を持つ食塩水でのうがいも、簡易的ながら効果的な衛生維持策となりえます。

禁煙する

抜歯後は禁煙を心がけることが重要です。
というのも、タバコの煙に含まれる有害物質が血液の循環を悪化させるため、治癒過程を遅らせてしまうからです。
また、喫煙は口腔内のドライソケットと呼ばれる状態(抜歯後の血餅が取れて骨が剥き出しになっている状態)のリスクを高め、これは強い痛みを伴います。
禁煙は抜歯箇所の適切な治癒を促し、腫れの減少にも寄与するでしょう。

長時間の入浴やサウナは控える

抜歯後は、長時間の入浴やサウナを控えることが望ましいです。
体温の上昇は血流を増加させ、抜歯部位の腫れを悪化させやすくします。
また、熱による血管の拡張は出血を引き起こすリスクがあり、それが抜歯後の治癒に悪影響を及ぼすことがあります。
温められた環境は細菌の増殖にも適しており、感染の可能性も高めるため、気をつけてください。

激しい運動を避ける

親知らずの抜歯後は、激しい運動は避けましょう。
激しい身体活動が血圧を上昇させ、抜歯部位に不要な圧力や摩擦を与えることがあるためです。
また、運動による心拍数の上昇は、抜歯箇所の出血を引き起こしたり、既存の腫れを増幅させたりする可能性があります。
安静にすることで、身体は必要なエネルギーを治癒プロセスに集中させることができ、回復を早めることにつながります。

処方薬を服用する

抜歯後の腫れに対して、医師により処方された薬を適切に使用するのは効果的です。
抗炎症薬は、炎症を抑え腫れを早く引かせる助けとなります。
また、痛みを軽減させる薬も処方されることがあり、これによってリラックスした状態を保ち、回復を促進することができます。
ただし、服用は医師の指示に基づき正しく行ってください。
誤った使用は副作用を引き起こす可能性があります。

冷やす

親知らずを抜いた後の腫れには、冷やすことが有効です。
冷却により血管が収縮し、腫れや炎症の軽減が期待できます。
抜歯後の最初の24時間は、20分間隔でアイスパックを当てることをおすすめします。
ただし、直接肌に冷却材を当てると低温やけどのリスクがあるため、タオルで包んでから使用してください。

技術力の高いクリニックで抜歯する

親知らずの抜歯は、技術力の高いクリニックで行うことが、腫れを抑える重要なポイントです。
経験豊富な医師は、繊細かつ正確な手技で組織へのダメージを最小限に抑えます。
また、最新の設備を備えたクリニックでは、治療後の回復が早く、腫れが少ないことが一般的です。
正しい手順と熟練技術を持つ医師による処置は、快適な回復過程に不可欠です。

ドライソケットとは

ドライソケットは、歯を抜いた後に起こる痛みの強い合併症です。
通常、抜歯後は血餅ができて傷口を保護するのですが、それが早く取れてしまうと露出した骨と神経が痛みや感染を引き起こします。
この状態を避けるためには、医師の指示に従い、傷口を衛生的に保つことが大切です。

親知らず抜歯後の注意点

親知らずの抜歯後は、傷口の治癒を妨げないよう、とくに注意が必要です。
まずは、抜歯直後の24時間は激しい運動や飲食を避け、喫煙や飲酒をすることも控えましょう。
これらは血餅を崩す原因になり、ドライソケットのリスクを高めます。
また、医師の指示に従い、処方された薬を適切に使用し、定期的な口内清掃を忘れずに行ってください。

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信頼できるクリニックの選び方

歯科クリニックを選ぶ際は、最新の医療技術に精通しているかどうかをチェックしましょう。
技術の進歩は日々激しく、新しい治療法はより効果的で快適なものが多いためです。
また、クリニックが過去にどのような治療を行ってきたか、実績や技術力も大切な選択基準となります。
そして、院内感染を防ぐために、衛生管理がきちんと行われているかどうかも確認が必要です。
清潔なクリニックを選ぶことで、心理的にも安心して治療を受けられるでしょう。

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親知らずの腫れが早く引くようになる方法は主に7つ

親知らず抜歯後は、口腔内をこまめに清潔に保ち、禁煙を心がけることが腫れを抑制するポイントですね。また、激しい運動、長時間の入浴やサウナは血流を促進し腫れを悪化させる可能性があるため控えましょう。抜歯後は医師の指示に従って処方された薬を正確に服用し、外部からの冷却で腫れを軽減させるのも有効ですよ。そして初めから技術力の高いクリニックを選ぶことで、治療による腫れ自体を抑えることが可能です。
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