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歯医者に行く際の持ち物は?行く前のNG行為も紹介

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「歯医者に行くときの持ち物や準備は?」
「歯医者に行く前のNG行為が知りたい」
「歯医者への到着時間の目安や予約変更手続きは?」
医療施設のなかでも、検診などで定期通いすることが多いであろう歯医者。
本記事では、歯医者における持ち物や準備など、出発前に関する冒頭の疑問について、詳しく解説していきます。
歯医者の利用を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

歯医者に行く前の準備

まずは持ち物より先に、以下3つの準備について解説していきます。

  • 診療の予約
  • 歯磨き
  • 体調の確認

それぞれ確認してください。

準備①診療の予約

歯医者に行く前の準備のひとつに「診療の予約」があります。
歯医者は基本的に完全予約制であることが多いので、普段からあまり予約する習慣がない方は忘れないようにしてください。
診療の予約は、自分の都合に合った日時に確実に診療を受けられるだけでなく、待ち時間を短縮することもできます。
歯医者の予約は通常、電話やインターネットで行われ、予約システムによって行われることもあります。
予約時には、症状や希望日時について詳細明瞭に伝えましょう。
診療の予約をすることでスムーズに歯科医院での受診ができるため、定期的な歯の検診や治療を受ける際には、予約をすることが重要です。

関連記事:歯医者の予約の仕方をインターネットや当日予約含め解説

準備②歯磨き

歯医者に行く前の準備のひとつに「歯磨き」があります。
歯磨きは、口内の細菌や歯垢を除去し、口腔衛生を保つために重要なステップです。
歯医者に行く前に十分な歯磨きを行うことで、診察や治療の効果を最大限に引き出すことができます。
歯磨きの正しい手順は、歯ブラシに歯磨き粉をつけて、縦や横に優しく歯を磨くことです。
力を入れず、歯茎をマッサージするように行います。
ただ、歯並びや歯周状態によって、細かな動作や歯ブラシの選び方も異なる場合があるので、歯医者に相談しながら適切な方法を習得することが好ましいです。
歯医者に行く前に歯磨きを行うことで、歯科医師が診察や治療に集中できるだけでなく、普段の歯の状態がわかりやすくなります。
定期的な歯磨きは、口腔の健康維持に欠かせない習慣であり、予防の基本です。

準備③体調の確認

歯医者に行く前には体調も確認しておきましょう。
歯医者では治療中に体調が悪化するリスクや合併症を避けるため、患者の体調が良好であることが求められます。
具体的な基準としては、体温の測定や咳や鼻づまりの有無、風邪の症状、めまいや倦怠感などの症状の有無などを自己チェックすることが挙げられます。
体調の確認は予約や診察前に自己責任で行うべきですが、歯医者との事前のコミュニケーションも重要です。
体調不良や何かしらの症状がある場合には、歯医者に連絡をし、相談しながら適切な対応を取りましょう。

歯医者に行くときの持ち物

ここからは、歯医者に行くときの持ち物を紹介していきます。
基本的には以下の5つをチェックしましょう。

  • 保険証
  • 診察券
  • お薬手帳
  • 歯・被せ物
  • 普段使っている歯ブラシ

それぞれ解説していきます。

持ち物①保険証

歯医者に行くときの持ち物のひとつに「保険証」があります。
保険証を持っていくことで、診療費の一部が負担割合に応じて保険でカバーされるため、通常よりも経済的な負担を軽減できます。
保険証には、加入者の氏名や加入番号、有効期限などの情報が記載されており、歯医者でも保険証を提示することによって正確な保険の適用や請求手続きを行うことができます。
また、保険証を持っていることで、保険会社との連絡や問い合わせがあった場合にも、スムーズに対応できるでしょう。
保険証は、予約前に必ず確認し、当日持参することが重要です。
万が一保険証を忘れてしまった場合は、診療費全額を自己負担することになる可能性があるため、忘れずに持っていかなければなりません。

関連記事:歯医者の初診料はいくら?目安や所要時間について解説

持ち物②診察券

歯医者に行くときの持ち物のひとつに「診察券」があります。
歯医者では、患者情報の管理や患者の口腔健康と治療スケジュールの管理・立案に重要な役割を果たします。
診察券を持っていくことで、歯医者は患者の歯科状態を正確に把握し、病状の進行や治療の必要性を判断できるのです。
また、過去の 診察履歴などを振り返りながら継続的な治療計画を立てることも可能です。
診察券は、歯医者の通院時に忘れがちですが、定期的な歯科検診や治療の一環として持参することを推奨します。

持ち物③お薬手帳

歯医者に行くときの持ち物のひとつに「お薬手帳」があります。
お薬手帳は、患者が服用している薬の情報をまとめた冊子です。
歯科治療では、患者が現在服用している薬によって治療の計画や処方箋の内容を調整する必要があります。
お薬手帳には、薬の名称、服用方法、用量、服用期間、処方医の記載などがあります。
これにより、歯医者は患者がどのような薬を使用しているかを把握し、それに基づいて適切な処置を行うことができます
また、患者がアレルギー反応を起こす可能性のある薬や相互作用がある薬なども確認することができ、治療中に起こるリスクを最小限に抑えることも役割のひとつです。
お薬手帳は、持参することで歯医者とのコミュニケーションをスムーズにし、効果的な治療を受けることができます。
また、お薬手帳の情報は緊急時の救急医療や他の医療機関でも活用されるため、患者自身の安全を守る重要な持ち物です。

持ち物④歯・被せ物

歯医者に行く際には、自分の歯や被せ物(セラミックス、金属、プラスチックなどの材料で作られた修復物)についての情報を持参する必要があります。
もっとも良いのは実物を持っていくことです。
歯・被せ物には、治療やメンテナンスの際に重要な役割があります。
自分の歯や被せ物についての情報を持っていくことで、歯医者は正確な診断と適切な治療プランを立てられるでしょう。
たとえば、被せ物の種類や材料、装着時期や修復の履歴、あるいは以前の問題点などが重要な情報となります。
これにより、歯医者は適切な治療手法や修理方法を選択し、患者の口腔健康を最大限保護できます。
また、歯・被せ物の情報は、治療後のリスク管理や継続的なメンテナンスのためにも重要です。
定期的な健康チェックやクリーニングの際にも、患者の歯や被せ物に関する情報は歯医者にとって貴重なデータです。
そのため、歯医者に行く際には、自分の歯や被せ物を持参し、口腔健康の管理に積極的に取り組んでください。

持ち物⑤普段使っている歯ブラシ

歯医者に行く際には、普段使っている歯ブラシを持参することもおすすめです。
普段使っている歯ブラシは、個人の口腔環境に合わせて使用されているため、歯医者が口腔状態を評価するうえで重要な情報となります。
歯ブラシの種類や使用状況は、歯の清掃効果や歯茎の状態に影響を与える可能性があります。
たとえば、歯ブラシのブリストルの硬さや形状、ヘッドのサイズ、ブラッシング方法などは、口腔衛生に直接関係しているといえるでしょう。
歯医者では、普段使っている歯ブラシを見せることで、患者のブラッシング習慣や技術の向上のためのアドバイスを受けられます
また、歯ブラシの清潔さも重要であり、歯医者は適切な清掃方法や保存方法の指導を受けられることも珍しくありません。
普段使っている歯ブラシを持参することで、歯医者とのコミュニケーションがスムーズかつより具体的になり、より患者個人に最適なアドバイスや指導を受けられるでしょう。

歯医者に行く前のNG行為

ここからは、歯医者に行く前の準備に関するNG行為も紹介しておきます。
基本的には以下の3つに注意しましょう

  • 飲酒
  • メイク
  • 喫煙

それぞれ解説していきます。

NG行為①飲酒

歯医者に行く前に飲酒をすることはおすすめできません。
飲酒は血液循環を促進させる効果がありますが、これによって治療の際に出血が止まりにくくなる可能性があります。
歯医者では、治療中に出血が起こることがあります。
たとえば、歯を抜く手術や歯茎の治療などでは、出血が想定されます。
また、飲酒によって味覚が鈍くなると、治療中に不快な味を感じにくくなり、問題を早めに発見できない可能性もあります。
他にも、アルコールの刺激によって口腔内の粘膜が刺激され、炎症が悪化するなどのリスクもあるでしょう。
歯医者に行く前は、飲酒を控え、口腔内の状態を最適な状態に保つことが重要です。

NG行為②メイク

歯医者に行く前には、お酒ほどでないにしろ、メイクをすることもあまりおすすめできません。
ただ、口元に使用する口紅やグロス、色付きリップクリームなどは、担当医師が口の状態を正しく判断する際に邪魔になることがあるので、これらだけは可能な限り避けましょう。
というのも、メイクをしていると、唇の色味が変化してしまい、正確な診断が難しくなる可能性があるのです。
また、メイクが唇の表面に付着してしまうと、治療中や検査中に不衛生な状態になり、感染のリスクが高まることもあります。
また、唇の色味は健康状態の指標となる場合があり、唇の色が悪くなってきたり異常を感じる場合、それは体調不良のサインかもしれません。
治療中に起こる不意の体調不良を担当医師が正確に察知するためにも、歯医者へ行く前にはメイクオフすることをおすすめします。

NG行為③喫煙

歯医者に行く前にはタバコを吸うことも避けるべきです。
喫煙は血管を収縮させる作用があります。
歯茎は血液の循環によって栄養や酸素を受け取り、健康に保たれますが、喫煙によって血管が収縮すると、歯茎が通常よりも固くなってしまうことがあります。
この状態では、歯医者での治療がスムーズに進まなくなる可能性があるのです。
たとえば、歯茎の治療や抜歯などの手術を行う際には、血の循環が妨げられ、血が止まりにくくなることがあります。
さらに、喫煙によって起きた口腔内の炎症や傷は、喫煙者の場合、治りにくくなる傾向もあります。
抜糸や傷の治癒が遅れることで、治療の結果や回復に影響を及ぼす可能性もあるため、歯医者に行く前には喫煙を控えることが重要です。

歯医者への到着時間の目安

5分前行動、10分前行動が当然の日本ですが、場合場面によっては早期到着が迷惑になることもあります。
そこでまずは、歯医者への到着時間の目安を解説します。
基本的に、歯医者への到着時間の目安は予約時間の約10分前がベストです。
これにより、予約のスケジュールに余裕を持ち、待ち時間を最小限に抑えることができます。
また、到着後も歯医者で必要な手続きや準備に時間がかかる場合があるため、ゆとりを持って到着することが大切です。
歯医者側としても患者の時間を大切にしたいので、時間前の到着が助かります。

関連記事:歯医者は予約の何分前に到着するべき?当日キャンセルについても解説

予約の変更・キャンセルをする場合

歯医者側も、突然の体調不良や家族や仕事の都合などに理解を示している場合が多く、まったく迷惑がかからないということではありませんが、キャンセルができないわけでもありません。
キャンセルする際には必ず連絡することが重要で、連絡は早ければ早いほど良いでしょう。
空いた時間で別の患者を診たり、十分な時間をかけて治療を行ったりできるため、キャンセルしなければならないとわかった時点ですぐに連絡するようにしましょう。
また、キャンセルを受けた歯医者側は、機材のメンテナンスなどに空いた時間を充てることもあります。
いずれにせよ、キャンセルする際はできるだけ迅速に連絡することが望ましいです。
また、あわせて以下2つのポイントについても触れておきます。

  • 具体的な理由は伝えなくても構わない
  • キャンセルしたら再予約すること

歯医者の予約をキャンセルする際、具体的な理由は伝えなくても構いません。
歯医者側は患者のプライバシーを尊重するため、詳細な理由を尋ねることはありません。
病気や予定の変更などの一般的な理由であれば、単純に「キャンセルしたい」と伝えるだけで十分です。
また、歯医者の予約をキャンセルする際は、そのまま予約を取り消すだけではなく、再予約をすることも重要です。
治療を途中でやめてしまうと、悪化する恐れもあります。
予約キャンセル時に再予約の日程を相談し、すぐに再予約を済ませることを心掛けましょう。

歯医者に行くときの持ち物として保険証は必須級

歯医者に行く際に保険証がないと、治療費が全額自己負担になります。
そのため、保険証がなくても治療が受けられるという意味では必須でないにせよ、必ず持っておくようにしましょう。
また、その前には飲酒や喫煙、口元のメイクを避けるように気をつけてください。
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