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親知らずが痛む際の対処法とは?注意すべき行動も紹介

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「親知らずが痛む場合の対処法(応急処置)は?」
「親知らずが痛むときにやってはいけないことは?」
「そもそも親知らずはどうして痛む?」
食以外にも、運動能力、老化や健康寿命にさえ関わってくる歯の健康。
人生100年時代の今を健やかに生き抜く鍵は、歯にあるといっても過言ではありません。

そこで本記事では、親知らずの痛みに関する冒頭の疑問について解説していきます。
多くの選択肢から自分にピッタリな歯医者を探したい方、歯医者への受診を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

親知らずとは

親知らずは、多くの人にとって口腔内で最後に生えてくる第三大臼歯のことを指します。
通常、人は10代後半から20代の初め頃に親知らずが生えることが一般的です。
しかし、これらの歯が正しく生えるスペースがない場合、歯が横向きに生えたり、他の歯に対して影響を与えたりするため、その場合は抜歯が必要です。

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親知らずはどうして痛む?

そもそも、親知らずはどうして痛むのでしょうか。
基本的に、以下のいずれかであることが多いです。

  • 周囲の歯茎を突き破り炎症を起こしている
  • 頬粘膜に刺さり炎症を起こしている
  • 親知らずがむし歯になっている
  • 親知らずが周囲の歯を圧迫している

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親知らずが痛む場合の対処法(応急処置)

ここからはいよいよ、親知らずが痛む場合の対処法(応急処置)を解説していきます。
有効な方法は以下の4つです。

  • 患部を冷やす
  • 市販の鎮痛剤を服用する
  • 安静にする
  • 患部を清潔に保つ

それぞれ見ていきましょう。

関連記事:【辛い痛みに】虫歯が痛む際の対処法を紹介

患部を冷やす

親知らずが痛む際の応急処置として、患部を冷やすことが有効です。
冷やすことで局部的に血管が収縮し、炎症や腫れを軽減できます。
氷や冷凍パックを清潔な布で包み、患部の外側から冷やしましょう。

市販の鎮痛剤を服用する

親知らずの痛みで困ったら、市販の鎮痛剤が一時的な対処法として役立ちます。
ただし、鎮痛剤は痛みの原因を治療するわけではありません。
使用前には用法用量も確認しましょう。

安静にする

親知らずが痛む時は、体を安静に保つことが重要です。
無理をせず、ゆっくりと休息をとることでストレスを減らし、痛みの悪化を防ぎましょう。
とくに、口を大きく開けたり、噛む動作は患部に余計な圧力をかけるので控えると良いでしょう。
安静にしていても痛みが和らがない場合は、早めに歯科医院で診てもらうことをおすすめします。

患部を清潔に保つ

患部を優しくブラッシングし、食べかすが残らないように注意が必要です。
また、抗菌作用のあるマウスウォッシュを使って口内を洗浄するのも効果的です。
ただし、激しいうがいは避け、患部に余計な刺激を与えないようにしましょう。
継続的な痛みや不快感があれば、歯科診療が求められます。

親知らずが痛む場合の治療

次に、親知らずが痛む場合の治療について解説していきます。
基本的には、以下の2つが挙げられます。

  • 虫歯治療
  • 抜歯

それぞれ確認してください。

関連記事:虫歯治療にかかる費用の相場は?抑える方法も紹介

虫歯治療

親知らずが虫歯になって痛む場合、治療が必要です。
通常、歯科医師は患部を清掃し、虫歯を取り除いた後に詰め物や被せ物で修復します。
もし親知らずの虫歯が重度で治療が困難な場合、抜歯が選択されることもあるので、定期検診をおすすめします。

抜歯

親知らずが原因で慢性的な痛みや他の歯への影響がある場合、抜歯が適切な治療法となります。
歯科医師は局所麻酔を施した後、慎重に親知らずを抜き取り、適切なアフターケアを提供します。
この処置は将来的な問題を防ぐために行われることが多いです。

治療にかかる期間と費用

親知らずの治療にかかる期間と費用は以下の通りです。

  • 治療期間:抜歯自体は約1時間・入院ありなら2日間
  • 抜歯費用:約2,000円(手術費・薬代込)
  • 入院費用:約20,000円〜30,000円(抜歯手術費・検査費込)
 

関連記事:歯科検診の費用相場は?費用を抑える方法も紹介

親知らずが痛むときにやってはいけないこと

ここからは、親知らずが痛むときにやってはいけないことを見ていきましょう。
ここでは、以下の4つについて解説していきます。

  • 激しい運動
  • 入浴
  • 飲酒・喫煙
  • 患部を刺激する

それぞれ確認してください。

関連記事:歯科検診の最適な頻度は?歯科検診を受けるメリットや費用も解説

激しい運動

親知らずが痛むときに激しい運動をすると、血流が増加し痛みが悪化する可能性があります。
また、運動による衝撃が患部に影響し、症状を刺激する恐れがあるので、控えめにしておいたほうが無難です。

入浴

親知らずが痛むときに熱いお風呂に入るのは避けた方が良いでしょう。
温かい環境は血流を促進し、腫れや痛みを増加させることがあります。
また、リラックスし過ぎて痛みに気を取られず、親知らずの問題を悪化させてしまう可能性もあります。

飲酒・喫煙

親知らずが痛む際に飲酒・喫煙をすると、血行が促進され、痛みや腫れを悪化させるリスクがあります。
また、アルコールやタバコは口内の回復プロセスを遅らせるため、治療への影響も懸念されるので、控えるのが賢明です。

患部を刺激する

もし親知らずが痛んでいるときは、患部を触ったり、圧をかけたりすることは控えてください。
このような刺激は炎症を悪化させ、痛みを増す原因になりかねません。

良い歯医者の選び方

良い歯医者の選び方には、最新の設備に投資しており、治療技術の更新に努めているかどうかがポイントです。
また、実績や技術力の高さは口コミやレビューで確かめると良いでしょう。
院内の清潔さや衛生管理が徹底されているかも大切な判断基準です。

関連記事:良い歯医者の選ぶ5つのポイント

親知らずの痛みへの対処法は主に4つ

親知らずの痛みを和らげるためには、患部を冷やして腫れを抑えると効果的です。
市販の鎮痛剤を用法通りに服用し、安静にして余計な刺激を避けましょう。
また、口内を清潔に保ち、感染リスクを低減させることも大切です。

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