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歯が抜けた際にそのまま放置するリスクは?対処法も紹介

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「歯が抜けたときに放置するリスクとは?」
「歯が抜けたときの対処法・治療法は?」
「そもそもどんな時に歯が抜ける?」
食以外にも、運動能力、老化や健康寿命にさえ関わってくる歯の健康。
人生100年時代の今を健康に生活するポイントは、歯にあるといっても過言ではないでしょう。

そこで本記事では、歯が抜けた際に関する冒頭の疑問について、網羅的に解説していきます。
多くの選択肢から自分にピッタリな歯医者を探したい方、歯医者への受診を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

どんな時に歯が抜ける?

まずは、そもそもどんな時に歯が抜けるのか解説していきます。
基本的には虫歯、歯周病など、歯茎の劣化によるものが多いです。
ほかにも、物理的な接触で抜けたり、折れてしまったりするケースも珍しくありません。
抜けた理由によって治療方法も異なってくるので、抜けたときはぶつけたのか否か、しっかり歯医者で伝えてください。

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歯が抜けたときに放置するリスク

ここからはいよいよ、歯が抜けたときに放置するリスクについて解説していきます。
ここでは、以下の6つを紹介します。

  • 細菌感染
  • 発声・発音への影響
  • 周囲の歯への悪影響
  • 表情への悪影響
  • 治療がおおがかりになる
  • 咀嚼力が落ちる

それぞれ見ていきましょう。

関連記事:歯周病で手遅れにならないために!3つのサインを紹介

細菌感染

歯が抜けて空いた部分は細菌が侵入しやすい状態になります。
放置すると、感染を引き起こし歯肉炎や歯槽膿漏などの病気に繋がるリスクが高まります。

発声・発音への影響

歯が抜けると、発音に重要な役割を担う歯茎や歯を使った言葉が正しく発せなくなる可能性があります。
とくに前歯が失われると「さ」「た」「な」などの発音が困難になり、明瞭な会話が難しくなることがあります。

周囲の歯への悪影響

歯が抜けたスペースを放置すると、周囲の歯が移動したり歪んだりすることがあります。
これにより噛み合わせが悪くなり、他の歯に過度な負担がかかることで、さらなる歯の健康問題を引き起こすこともあります。

表情への悪影響

歯が抜けると顔の構造に影響を与え、ほおの凹みが生じることがあります。
これにより、表情が変わり自然な笑顔を保つことが難しくなることがあることもリスクのひとつといえるでしょう。

治療がおおがかりになる

歯が抜けたままにしておくと、時間が経過するにつれて、周辺の歯が動いたり歯周病が進行したりすることがあります。
これにより、治療が必要な範囲が広がり、単純な補綴だけでなく矯正治療が必要になることも。
その結果、本来よりも複雑でおおがかりな治療を受ける必要があるケースが増えることになります。

咀嚼力が落ちる

歯が抜けたスペースがあると、そこで食べ物を上手く噛めなくなります。
咀嚼力が落ちると食事の満足度が低下し、消化機能に悪影響を及ぼす可能性も。
結果として、栄養の取り込みが不十分になることまで考えられます。

歯が抜けたときの対処法

物理的衝撃で歯が抜けた場合は、まずは止血を心がけ、できるだけ早く歯科医院を受診してください。
抜けた歯は、生存細胞を保護するために牛乳に浸すなどして乾燥から守り、医師に診てもらう際に持参しましょう。

関連記事:歯が抜けた際の応急処置を紹介

歯が抜けたときの治療法

最後に、歯が抜けたときの治療法を見ていきましょう。
基本的には、以下の4つが挙げられます。

  • 再植処置
  • ブリッジ
  • 入れ歯
  • インプラント

それぞれ解説していきます。

関連記事:歯医者の自費診療は保険診療とどう違う?メリットや治療項目例を解説

再植処置

再植処置は、抜けた自分の歯を元の位置に戻す治療方法です。
この治療は、歯の根が生きている場合に適応され、早急な対応が必要となります。
歯を適切に保存し病院に持参すれば、再び固定して使うことができるかもしれません。
ただし、事故などで根元から折れた、あるいは抜けた場合のみ有効です。

ブリッジ

ブリッジ治療は、抜けた歯の隣にある健康な歯を支えにして、抜けた部分に人工の歯を固定する方法です。
隣接する二本の歯を削り、そこに被せ物をかぶせることでブリッジを支えます。
この治療により、見た目と機能を回復させることができます。

入れ歯

入れ歯治療は、失われた歯を補うために取り外し可能な人工歯を使用する方法です。
この人工歯は精密に作成され、口内の形状に合わせて適合します。
機能と見た目の改善を目的とし、食事や会話をサポートしてくれるでしょう。

インプラント

インプラント治療では、抜けた歯の部分に金属のポストを顎の骨に埋め込む方法です。
その上に人工の歯を取り付けることで、本来の歯に近い機能と見た目を回復します。
この手法は長持ちし自然な噛み心地を提供するため、人気があります。

歯が抜けた際にそのままにしておくとさまざまなリスクがある

抜けた歯をそのままにしておくと、さまざまなリスクが生じます。
まず、細菌感染が起こりやすくなり、歯周病などの原因となる可能性があります。
また、発声や発音に影響し、コミュニケーションが困難になることも。
抜けた部分が原因で周囲の歯が動いたり歪んだりすることで、歯並びが悪くなります。
これにより表情にも不自然さが出ることがあるでしょう。
さらに、長期間放置することで治療が大規模になり、より高い費用や時間がかかるようになることが懸念されます。
咀嚼力の低下も見過ごせず、これが栄養摂取や消化に悪影響を及ぼすことまで。
抜けた歯の早期治療が、いかに重要かわかります。

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